ご来場の皆様、関係者の皆様。すべての方々にありがとうございます。

今回思ったこと。作品に対してというより、まとまってないけど今の気持ち。
正直な話、最近結構諦めてたところが多くて。
アガリスクに所属してはじめの少人数の頃。
あの時期はいわゆる「感情」とか「稽古」に対して他の劇団員が軽く見ていたというか、バカにしてるなと感じていて。
感情がどうのとか「稽古しようよ」と私が言っても全く意に介さず。
稽古に至っては、家から1時間半かけて稽古場に向かうも、3時間の稽古時間のうち1時間半が無駄話(話やコントの内容に全く関係ない)ばかりされていました。
「稽古しようよ」などと言うと「うわ、また怒られたw」というような発言や空気でした。
それが長く続き、私はかなり疲れて諦めていました。
劇団員が増えたり作風が変化してきて、最近は変わってきていたんですが、その時には諦めていた時期が長く、むしろ私がついていけなくなってしまっていました。
今回のわが家〜では、その「感情」も大切にされていたなと感じました。(表現が幼稚でごめんなさい)
そこで、自分が今まで間とかテンポに対するダメ出しを表面的にしか受け止めていなかったと気づき、その中にも気持ちを込めていい……というか、感情をないがしろにせずに間やテンポを合わせるんだなと改めて思い出しました。
そこに気づいてから稽古がとても楽しく感じました。
私の今出せる最大の「マルガレーテ」だったと思います。

千秋楽の最後ではありましたが、1つのセリフをけんしろうさんにとても褒めてもらってほんとうに嬉しかったです。
再再演の話が出ていますが、正直なところ私はそんなにやりたいと現時点では思いません。(台本が遅く、もっと稽古したかったなとかもっとたくさんの人に見て貰いたいなとかはありますが)
でも、もし再再演やるとなったら伊藤フリッツの隣は誰にも渡したくないなという思いです。

けんしろうさんに褒めてもらったセリフも、伊藤フリッツからもらった感情で自然に発したセリフでした。伊藤さんありがとう。

あるシーンを真剣に撮影する伊藤さんの背中

「お前菩薩みたいになってる。菩薩になるにはまだ早いぞ」と言われたので、今年はもうちょっと諦めずに頑張りたいと思いました。
乱文失礼しました。